2016年01月

日本獣医がん学会に参加してきました。

昨日と今日の2日間、日本獣医がん学会に参加してきました。

今回の学会では、世界の権威 Dr.Chick Weisse の話を聞くことができました。
通常の治療ではどうすることもできない症例をどう治療するか、最新治療に触れました。

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そして、座長をしてきました。(下の写真は同級生が撮影してくれました。)
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座長といっても、座ってるだけです。(そして、Dr.Chick Weisseの座長ではありません。。。)
腫瘍認定医になると、通常回ってくるんです。
 
本日、学会主催の方に聞いたのですが京都市にはまだ腫瘍認定医が3人しかいないということでした。今後も、より一層気を引き締めて頑張ります。


獣医師 萩森

 

それって、本当にイボ??

院長の萩森です。

前回の腫瘍の診断に引き続き、診断の大切さを感じた2例をご紹介します。

 

8才のトイ・プードルの男の子と10才のヨークシャテリアの女の子の比較です。

2例とも主訴は、『先生、背中にイボのようなものがあるんですが大丈夫ですか?』ということで来院されました。

 

見た目や大きさは、ほとんど変わりません。
 スライド3


 

細胞診の結果、片方は悪性腫瘍(がん)で、もう片方は良性腫瘍(イボ)でした。

診断名は、肥満細胞腫(悪性)皮脂腺腫(良性)です。
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治療方法も、全く異なります。

肥満細胞腫(悪性)の場合、再発を考慮して全身麻酔下で拡大切除が必要で、場合によっては手術後の補助治療も必要になってきます。

一方、皮脂腺腫(良性)の場合、局所麻酔下でのレーザー治療で十分です。
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このように、腫瘍は見た目だけで判断せず、しっかりと診断(細胞診)することが重要になります。

 

ちなみに、この子たちの腫瘍はどちらも現在、治療後再発はみられていません。

悪性腫瘍(がん)とはいえ、これくらい小さいうちの早期発見・早期治療ができれば根治も可能だということです。

 

 

次回は、細胞診の方法を実際の動画を交えて紹介していきたいと思います。

 

《がんで苦しむ犬、猫がいなくなればいいのに》という思いを込めて!   獣医師 萩森 

 

 

院長不在のお知らせ


1月30日(土)1月31日(日)は日本獣医がん学会
2月6日(土)2月7日(日)日本獣医再生医療学会

に院長が出席のため、院長に代わり獣医師 梶村が診察させて頂きます。

大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。

『おなら』はアレルギーの症状かもしれません

昨日はアトピー・アレルギー・免疫学会に参加してきました。

色々と学ぶ事が多く、Treg(制御性T細胞)、NKT細胞、減感作療法、炎症マーカー、サイトカインなど色々トピックスはありましたが、やっぱり気になったのは
『おなら が食物アレルギーの症状の一つだと海外の学会で報告された』という一言でした。

下記の症状が出てる子は食物アレルギーに要注意です!
  • 目の周りを痒がる 
  • 口の周りを痒がる
  • 肛門の周りを痒がる、舐める
そして
  • おならが多い
1つでも当てはまる場合は、一度ご相談ください。


獣医療も日進月歩で、毎日が勉強です!
今後、当院でも実施している 唯一のアトピー性皮膚炎の治療である新しい減感作療法 についてや、今後発売される予定のアレルギー新薬 オクラシチニブについても述べていきたいと思います。


(1月、2月は学会が続きまして、院長不在の日は梶村先生のみの診察日があります。当院の患者様にはご迷惑をおかけしますがどうかご理解お願いします。)

 



































(写真は学会の昼休みに食べた、あおさ玉子入りラーメンです。美味しかったので、また食べに行きます。)



獣医師 萩森 



診断!診断!そして診断!

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院長の萩森です。

最近、急患や重病の子たちが続きブログを書けていませんでした。というような、よくある言い訳をせずにコツコツと情報を発信できればと思います。

 

今回は腫瘍の診断についてです。

がんだけでなく、心臓病・皮膚病・アトピー・ホルモン疾患・消化器疾患・神経疾患など ‘病気’ をきちんと治療するためには、まずはどのような病気なのかをきちんと診断しないといけません。特に、腫瘍(
がん)という病気はそれがどのような腫瘍なのかが分からないと何も始まりません。

当院では、よく腫瘍のセカンドオピニオンで来院される方や電話相談を受けます。例えば、、、

 

飼い主さん『先日、うちの子ががんかもしれないと言われたんですが、どうすればいいですか?』

私『どんな腫瘍ですか?』

飼い主さん『えっと...』

私『細胞診や病理検査で、どんな腫瘍か診断されましたか?』

飼い主さん『たぶん、していません。。。』

 

というような会話がほとんどです。

腫瘍の診断があり、その先に治療方法の選択があります。診断があって初めて治療のスタートラインに立てます。

まずは、戦う相手(腫瘍の種類)を知りましょう。そして、使える武器(治療方法)を選びましょう。

それが腫瘍・がん治療のゴールドスタンダード(常識)です。 

 

次回は、やっぱり診断が大切だと感じた例をご紹介します。

題名は 〜それって本当にイボ?〜 です。

 

また、その次に診断(細胞診)の方法を実際の動画を交えて紹介していきたいと思います。


《がんで苦しむ犬、猫がいなくなればいいのに》という思いを込めて!   
獣医師 萩森 

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