2016年02月

看護師の榎本です。

初めまして!看護師の榎本です。
滋賀県の動物病院での勤務を経て、2月からかもがわ動物クリニックの一員となりました。

幼い頃から動物が大好きでハムスターや熱帯魚を飼っていました。現在は、実家でラブラドールレトリーバーとジャックラッセルテリアを飼っています。

ラブラドールレトリーバー
現在14歳!女の子のクレアといいます。介護が必要なこともありますが、ご飯の音が聞こえると寝ていてもすぐに起きてくるほど食欲旺盛でまだまだ元気いっぱいです。


ジャックラッセルテリア
現在3歳!女の子のひまわりといいます。手が焼けるおてんば娘ですが、家の中ではムードメーカー的存在となっています。私が帰宅すると走ってお出迎えもしてくれます。
愛犬たちにたくさん癒されています。

まだまだ未熟者ではありますが、飼い主様に頼っていただけるような看護師になれるよう、日々頑張って参ります。よろしくお願い致します。

看護師 榎本 

尿検査で分かること!

獣医師の梶村です。
今日は臨床の現場で実際によく行われている尿検査について説明させていただきます。
尿検査には尿試験紙による検査と、顕微鏡で直接尿を見る検査があります。

⑴試験紙による検査について
この検査では以下のものを使います。
この紙に尿をつけて60秒後の色の変化により、タンパク質、ブドウ糖、ケトン体、ビリルビン、潜血、pH、比重などが分かります。
当院ではこの試験紙を読み取る機械があるので、目視よりもより客観的に結果を出せます。
次に具体的な項目について説明します。
タンパク質は正常な尿ではほとんど出ませんが、腎臓の機能が低下していたり、糖尿病だったり、泌尿器系のどこかで腫瘍炎症があると出てきます。
ブドウ糖も正常な尿では出てきませんが、糖尿病急性腎不全で出てきます。
ケトン体も正常では出てこず、糖尿病飢餓の際に出てきます。
ビリルビンは犬では健康な状態でも認められる場合がありますが、猫では通常認められません。高値の場合は溶血肝疾患が疑われます。
潜血は尿に血の成分が混ざることで現れます。膀胱炎や、結石、泌尿器系や生殖器系での腫瘍炎症、溶血などの指標となります。肉眼的に血尿ではなくても、この検査で血が混ざっているか判断することができます。
pHは正常の犬猫では5.5〜7.5です。これは食事により大きく変わります。植物性の食事ではpHは上昇し、動物性や高タンパクの食事ではpHは下がります。また膀胱炎でもpHは上昇します。pHが正常範囲から逸脱することで、結石が形成されます。
比重は尿の濃さを示します。低値の場合は腎不全糖尿病ホルモン異常などによる多尿の可能性があります。

⑵顕微鏡検査について
顕微鏡で尿を見ることで、尿中の結晶、細菌、白血球、赤血球などを確認します。
結晶は尿石症の指標となります。様々な結晶がありますが、主にpHが高値の時にはストラバイト(三リン酸塩結晶)、低値の時にはシュウ酸カルシウム結晶が見られます。以下の写真はストラバイトです。
DSC02965

細菌は正常では見られませんが、泌尿器系や生殖器系の感染症の場合見られることがあります。この場合、同時に白血球も見られます。
赤血球尿石症や、膀胱炎などの泌尿器系や生殖器系での炎症腫瘍などで見られます。


以上のように尿検査だけでこれ程多くの情報を得ることが出来ます。泌尿器系、生殖器系だけでなく、肝臓や、ホルモンの異常なども早期に見つけられるかもしれませんので、健康そうな場合でも一度検査してみましょう。その場合、動物を連れてこないで尿だけ持ってきていただいても構いません。ただしすぐに持ってこれない場合は冷蔵庫にて保管してください。

ちなみに我が家の愛犬のモコは過去にシュウ酸カルシウムができて、結石摘出の手術をしました。今も月に一度は尿検査をして、結晶が出ていないかを確認しています。



獣医師 梶村

この木、何の木?(腫瘍・がんの診断方法)

院長の萩森です。
前回は、診断が大切だと感じた腫瘍症例について でした。
それでは、今回は 診断ってどうするのか についてお話しします。

腫瘍の診断方法には、大きく次の3つあります。
①細胞診
②ツルーカット生検
③切除生検

スライド15

腫瘍の診断は、『この木、何の木?』を当てることと似ています。

スライド13 
例えば、大きな中が見えない箱の中に、1本の「謎の木」があるとします。

あなたはその「謎の木」の名前が知りたくて、木の詳しい人にその木の一部を持っていくことにします。

何を持っていきますか?




スライド14 

 
①葉っぱですか?(細胞診)
②少し大きめの木の枝ですか?(ツルーカット生検)
③思い切ってその木を丸々1本ばっさり切って 持っていきますか?(切除生検)

自分なら、まず葉っぱを持っていきます。
もしかしたら、その葉っぱは少し枯れていて分かりずらいかもしれません。
もしそうなら、もう一度別の葉っぱを持っていくか、少し大きめの枝を持っていくかもしれません。


腫瘍の診断っていうのは、こんな感じです。 分かりやすいような、分かりにくいような。。。

個人的には、簡単に葉っぱをちぎるだけの細胞診は、すごく便利でシコリを見つけたら必ず実施しています。
手技は簡単で、通常は全身麻酔も必要なく、10分ほどあれば院内で診断が可能です。

次回は、細胞診の実際の動画をお見せします。



獣医師 萩森

 

ノミ・マダニ予防はいらない?【前編】

こんにちは!看護師の和泉です。

寒い日が続いていますが、皆さん体調を崩されたりはしていませんか?
こんなに寒いと、虫たちもまだまだ活動していないだろうと思ってしまいますよね!
私は虫がとても苦手です…なので、冬の虫を見ない季節は虫に怯えずにすむので、すごくホッとします(笑)

でも実は、ノミやマダニは暖かい季節だけではなく寒い冬でも、わんちゃんやねこちゃんの身体に寄生することがあるって知っていますか!?
今日は冬のノミ・マダニ予防についてお話したいと思います!


ノミやマダニって?寄生するとどうなるの?どうして予防が必要なの?ということを、前編ノミ予防、後編マダニ予防とに分けてお話をしていきたいと思います!
※ノミや寄生虫などの実物の写真が出てきますので、ご注意下さいね!私も本当は見るのが怖いです…(笑)


《ノミって何?》
ノミとは体長9mm〜1mm以下の小さな昆虫で、成虫になると体表に棲み吸血して生活をします。
わんちゃん、ねこちゃんだけでなく人間にも寄生して吸血をしてしまいます。
後ろ脚が発達していて高い脚力を持ち、なんと60倍もの高さ、100倍もの距離を跳ぶことができるそうです!
とても小さい身体ですが、色々な所へ跳び移る力があるんですね!



《ノミがつくとどうなるの?》
ノミが体表に寄生、吸血することで様々な症状を引き起こしてしまいます。

1.ノミ刺咬症
ノミが寄生して刺されることによる物理的な刺激や、唾液などの化学的な刺激により、痒みを引き起こします。また痒みにより強く引っ掻くことで、二次感染を起こしたり、痒みからのストレスで脱毛してしまうこともあります。

わんちゃんやねこちゃんだけではなく、人間も吸血されると同じようにアレルギー反応を起こし、強い痒みが生じて紅斑や水疱ができてしまうこともあります。



2.ノミアレルギー性皮膚炎
ノミが寄生して刺され、吸血時に注入される唾液がアレルゲンとなり、アレルギー症状を引き起こし強い痒みを生じてしまいます。
この痒みに耐えられず、自分で身体を引っ搔いたり、噛んでしまうと症状が悪化し、化膿性の皮膚炎に進行してしまうこともあります。

酷くなるとわんちゃんでは尻尾の付け根から背中にかけての脱毛、ねこちゃんでは首の後ろから背中にかけての脱毛が見られることもあります。


3.瓜実条虫症
わんちゃんやねこちゃんがグルーミングをして身体を舐める際に、ノミを食べてしまい身体の中へ入り込んでしまいます。
ノミの体内に寄生している瓜実条虫の幼虫に感染されてしまうことで、わんちゃんやねこちゃんの体内で成虫となった際に下痢を引き起こすことがあります。

下痢を起こさず無症状の場合もありますが、腸管内で切り離された成虫の体の一部が便に出る際に痒みが生じ、肛門周囲を気にしてしまうことがあります。
排泄された虫の一部は伸縮運動をするので、人間にとってはとても不快感があります。
時間が経つと排泄された虫は死んでしまい、小さく縮み米粒のような形になります。


この瓜実条虫はわんちゃんやねこちゃんだけでなく、じゅうたんなどでノミをつぶした際に手に付着して、誤って食べてしまうことで人間にも感染してしまうこともあります。

(白いのが虫の一部です)

4.猫ひっかき病
ノミが媒介するバルトネラ菌が、ねこちゃんの爪や口腔内を経由して、引っ掻かれたり咬まれたりすることで感染してしまう人間の病気です。
リンパ節の腫れや発熱を引き起こします。


5.ノミの大量寄生・吸血による貧血
6.毛ヅヤの消失

…などなど、このような様々な症状を引き起こしてしまうノミは、どのように予防すべきなのでしょうか?


《ノミ予防の方法・必要性》
『夏の間はやるけど、冬は見ないから』『散歩もしないし、外に出ないから大丈夫』『今まで1度もノミなんて見たことない』『シャンプーこまめにしてあげてるし』という話を聞くことがあります。

確かに、実際にノミが身体を走っていることはまれかもしれません。
ですが、『便から虫が出てきた』『ノミの卵のような、米粒みたいなのが落ちてた』というように、ノミの成虫ではなく、瓜実条虫が出たと言って来られる方は意外にも結構いるんです!

そして同時に多いのが、ノミのフンがついてしまってることです。
特にノラ猫さんや外飼いのわんちゃん、ねこちゃんに多いです。


わんちゃんやねこちゃんの身体に、黒いつぶつぶとしてついています。
ただの皮膚の汚れかな?と思った時に確かめる方法があります。
ノミのフンは濡れたティッシュに落とすと、ティッシュが赤く染まります。


ノミのフンがあるということは、ノミがいるということ!
つまりノミは私たちの環境中に、簡単に存在することができるんです。
ノミは動物の振動や体温、二酸化炭素に反応して寄生します。
動物さんがいるお家は、ノミが棲みつきやすくなるのです。
実はノミの成虫が5匹いると、その環境中にノミの卵やサナギ、幼虫は95匹もいると言われています。


ノミの雌は体表に寄生すると、48時間以内に30個〜多くて50個もの卵を産み落とします。
また、ノミは13℃以上でライフサイクルを作れてしまいます。
寒い冬でも室内はポカポカと暖かく、ノミにとっては楽園なのです!
ライフサイクルは知らないうちに、どんどんできあがってしまいます。 


病院にもノミをつけたわんちゃん、ねこちゃんが来ることがあります。
きちんと駆除、予防をしてあげることで防げる病気がたくさんあります。
私たち人間も、わんちゃんやねこちゃんと快適に過ごしたいですよね!

このようなノミの寄生、怖い病気を防ぐために、毎月1回の予防をしてあげましょう。
寒い冬も含め、1年中の予防が必要です。
当院ではスポットタイプやおやつタイプの予防薬があります。
市販の予防薬だと効果が弱く、きちんと駆除や予防が出来ないこともありますので、是非一度ご相談くださいねo(^▽^)o

次回は後編のマダニの予防について、お話したいと思います!*(^o^)/*



看護師 和泉























パチンパチン爪切りの大切さ!


お家の子は歩く時
カチャカチャ爪の音がなったりしたことはありますか?


わんちゃん、ねこちゃんの
爪は伸びすぎてしまうと
どんどん巻いてきてしまいます。

 \ 伸びていますね!/


放っておくと爪だけでなく、爪の中の血管や神経まで先端にむかって伸びてしまいます。

また伸びすぎて曲がった爪がカーペットや洋服などに引っかかり
折れたり根元から抜けたりするととても危険です。

フローリングの床を歩いているときに
カチャカチャと音がしたら
それは爪が伸びているサイン

日常的に滑らないようん張って歩くことで
股関節や膝関節に余計な負担をかけ、関節の疾患につながることもあります

また、伸びすぎた爪が肉球に刺さって
わんちゃんネコちゃんが、痛い思いをします。

わんちゃんの足を横から見たとき、肉球と地面が接するラインより爪が下に出ていたら
伸びているサインです!

では、お家でやってみたいという方の為に爪切りレッスンです

まずこちらが爪切りです。
人間のものとは違いますね!


①先端の部分を切ります。
赤く塗ってある部分が血管です。
白い爪の子は血管が見えますが
黒い爪の子は血管が見えません。

②上の角を斜め切ります。

③下の角を斜めに切ります。

この時に気をつけなければいけないことは
深爪しないように気をつけることです。 

もしも出血してしまったら
爪切りが嫌になってしまうこともありますので
お家で爪切りするのが難しい、怖いという方は
病院でもさせていただくので
お気軽にお声をかけてくださいね 

看護師 水野
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