機械

検査機器のご紹介《尿検査編》

看護師の榎本です


少し間があいてしまいましたが、今回は《尿検査機器》についてご紹介します


随分と前に獣医師の梶村から検査について、看護師の岡本から採尿方法、看護師の和泉から膀胱炎についてお話させていただきました!



当院では、尿検査を細かく分けると3段階で行っています 
試験紙による尿に含まれる成分の検査
尿比重
尿沈渣




①この検査では尿にたんぱく質や糖が出ていないか?や尿のpHはどうか?など尿の成分が分かります。

2016-09-10-21-24-33

試験紙に尿を滴下し、決まった時間が経過した時点での色の変化をみるため、きわどい色である場合、みる人によって結果が異なってしまう場合があります。
当院では、機械で色の変化の判定をしているので、人によって結果が異なるということがありません


②水みたいな薄い尿をしているということを耳にしたことがありますが、これは尿比重をみることで分かります。
水の比重は1.000なので、この値に近いと薄い尿をしていることになります

2016-09-11-11-00-10

矢印のところに尿を滴下し、反対側からのぞくことで、数値を知ることができます。


③尿沈渣は尿を遠心管にいれて、低速で遠心したときに沈んだ物質(赤血球、白血球や細胞や結晶成分など)を顕微鏡でみています。
2016-09-10-21-30-06






お持ちいただく尿は、出来れば新鮮なものの方が検査結果も正確に出るので良いです
ただ、どうしてもお時間があいてしまう場合などもあるかと思います。その場合は冷蔵庫で保存しておいてください


採尿がなかなか難しいということをお聞きすることがあります。
ご相談にのらせていただきますので、気軽にお声かけ下さい



看護師 榎本

検査機器のご紹介《超音波検査編》

看護師の榎本です!


今回は《超音波検査》について紹介します


まず、超音波検査はエコー検査のことです
超音波は人の耳では聞こえないほどの高い周波数の音波で、これを体にあて、臓器や血管にあたって返ってきた反射波(エコー)を画像化することで体内の臓器などがどんな状態なのかが分かります
2016-09-10-21-02-17










































エコー検査では、わんちゃんやねこちゃんたちにマットの上でゴロンと横向きまたは仰向けになってもらって検査をします。

見たい部位によって寝転がってもらうマットの形が少し異なります

心臓のエコーの場合
2016-09-10-21-00-30




















腹部のエコーの場合
2016-09-10-20-59-18

















腹部のエコーのマットは特にふかふかなので、気持ち良くて思わず寝てしまうわんちゃんやねこちゃんもいます




エコー検査もレントゲン検査と同様に、「麻酔は必要なの」や「超音波をあてても、わんちゃんやねこちゃんの体は大丈夫なの」と疑問に思う点があるかと思います

こちらもここでお答えします!!


Q.「麻酔は必要なの?」
A.「エコー検査も麻酔は必要ありません



Q.「超音波をあててもわんちゃんやねこちゃんの体は大丈夫なの?」
A.「大丈夫です超音波をあてているときも痛みなどはありません

エコー検査も詳しく体内の状態を診ることができるのに、わんちゃんやねこちゃんへの負担が少なく行える検査です



また、腹部エコー検査をする場合は、胃の中に食べ物があると分かりにくいので絶食で来ていただくことをお願いしています
検査が終わると病院でご飯をあげるので安心して下さい




実際に検査をしているところが見えないからこそ、不安に感じるところがあると思います
お気軽にお聞き下さいね


検査機器のご紹介《レントゲン検査編》

こんばんは!看護師の榎本です!




今回は《レントゲン検査機器》についてご紹介します

レントゲン検査は通常、フィルムに撮影し、現像することで見ることができます。
しかし、当院ではフィルムを使用しない機械を使用しています。 
そのため、撮影したものはフィルムではなくパソコンなどで画像として見ることができます!
これにより、いつも安定した画質のレントゲン写真を撮影することができます。また、フィルムとは異なり、診断する際に気になるところを拡大してみることもできるため、しっかりとした診断にも繋がっています




レントゲンを撮影するときは、写真のようにわんちゃんやねこちゃんに横向きまたは仰向け、うつ伏せになっもらって撮影します
2016-09-10-20-57-01









































撮影は写真を撮るのと同じで、「ピッ!」だけで終わります!



レントゲン検査と聞くと、「麻酔は必要なの?」や「放射線を浴びてしまうが、わんちゃんやねこちゃんは大丈夫なの?」と疑問に思う点があるかと思います!!!

すばり!ここでお答えします






Q.「麻酔は必要なの?」
A.「麻酔は必要ありません!そのため、わんちゃんやねこちゃんへの体の負担が少ない検査です




Q.「放射線を浴びてしまうが、わんちゃんやねこちゃんは大丈夫なの?」
A.「人での話にはなりますが、体に影響が出ると言われている量は約250mSVと言われています。レントゲンを撮影するときの放射線は1回約0.01mSVです。
そのため、レントゲン検査での放射線はわんちゃんやねこちゃんに安全なものであるということが言えます
ちなみに私たちスタッフもガラスバッチというもので被爆量を測定していますが、1度も規定量を超えたことはありません。」




 

放射線と聞くと、どうしても抵抗を感じるかもしれませんが、安全に検査を行うことができるようになっていますので、ご安心ください

 
不安 や疑問 がありましたら、遠慮なくお気軽にお聞き下さい!!

 

看護師 榎本

検査機器のご紹介《血液検査編》

看護師の榎本です!


3月に行った5周年祭では、普段は入ることのない診察室より奥の部分も解放し、いつも『どのように検査をしているのか』や『どのような機械を検査で使っているのか』などを見ていただきました!
日頃は滅多にお見せすることがない部分だったため、皆様から大変ご好評をいただきました

そこで、当院の検査機器をご覧になれなかった方にも知っていただきたいと思い、今回は《血液検査機器》についてご紹介します



まず、血液検査は大きくまとめて
①血球計算
②ヘマトクリット
③生化学検査 があります。
2016-03-13-15-51-32



 

















血球計算は機械で行っており、血液の固形成分(白血球、赤血球、血小板)の割合やヘモグロビン濃度やヘマトクリット値などを測定し、全身状態をみています!
2016-09-12-17-13-45




 


































これらの数値に異常が見られた場合は、血液塗抹を作成し、本当に異常かどうか確認しています。





















ヘマトクリットは、まずヘマトクリット管という細いガラス管に血液を入れて、高速で遠心することで固形成分と血漿に分離することができます。そして固形成分が全体のどれだけを占めているかで貧血や脱水をしていないかみています!
2016-09-09-15-45-28


























 ↓ 遠心後
2016-09-11-10-52-32


























(血球計算器でヘマトクリット値も出てきますが、大切な項目でもあるので当院ではひとの目でも確認しています。)



 
生化学検査は、血液中の血漿を検査スライドに滴下し、数値化しています。
この機械では腎臓や肝臓、膵臓など内臓系の状態や電解質や血糖値をみることができます!

















当院の生化学検査機器では、体内で炎症反応が起こっていると高値を示すCRPというタンパク質の測定も可能です
そのため、院内ですぐ結果を知ることができるので、万が一高値を示した場合でも早く処置してあげることができます






当院で使用している血液検査機器知っていただいて、少しでも飼い主様の安心につながれば幸いです

新麻酔器を導入しました!

当院では、このたび新しい高性能の麻酔器 Dräger Fabuis plus(ドレーゲル ファビウス プラス) を導入いたしました。

fabius_plus_MT-0948-2007


この麻酔器は京都大学病院の小児手術室でも導入されており、身体が小さな患者(私たちでは犬や猫)で力を発揮します。

われわれの獣医療では、ヒトよりも身体の小さな動物たちに麻酔をかけることが ほとんどで、特に当院では高齢動物の子たちを多く治療しています。

この麻酔器の一番の特徴は、患者の肺の大きさや硬さ(内圧)を自動で判断し、その子に合わせて人工呼吸などのサポートを行なってくれるという点です。
例えば、1kgの子猫や2kgの小型犬と50kgの大型犬では全然肺の大きさが違いますし、同じ小型犬でも年齢や疾患によって肺の硬さ(内圧)が異なります。ですから、その違いを判断し、その子その子に合わせた全身麻酔をかける必要があります。

実際、この麻酔器を現在使用していますが、これまでよりも麻酔の導入や覚醒がスムーズだと感じますし、より一層全身麻酔の安全性を確保できると感じています。

fabius02


当院では開院して、これまで約10000件以上の全身麻酔を実施してきましたが、幸い全身麻酔中の死亡例はゼロです。(一般的な麻酔中死亡率:犬0.17%、猫0.24% <Brodbelt et al.,2008>)

今後もさらに安全な麻酔器を使用し、術前検査をしっかりと行い、術前の麻酔計画をしっかり立て、症例に合わせた麻酔薬を使用し、周術期のペインコントロール十分に実施し、麻酔中のモニターをこれまで以上にしっかりみることで、この “麻酔中死亡率ゼロ” を維持したいと思います。

院長 萩森



 
ギャラリー
  • 獣医師勤務表『4月』《改訂版》
  • 入院室ってこんな所です!
  • 入院室ってこんな所です!
  • 入院室ってこんな所です!
  • 入院室ってこんな所です!
  • はじまりました!
  • 大事な印
  • 大事な印
  • 日本獣医再生医療学会に参加して(少し面白くない内容かもしれません))